LEAVES LEATHER BAG STORE

ABOUT LEATHER

Individuality使用している革の個性

ビゾンテ

ビゾンテ(オイルレザー)

最初にクロムなめしを施した後、タンニンなめしへ。手間がかかるコンビネーションなめしの革。肉厚の原皮を使用しているので、芯材を入れて作られた商品とは違った革本来の厚みでしか出せないボリューム感、風合い、柔らかさ、エイジング(経年変化)が特徴です。オイルを入れる工程も複数に分けて革の芯にまでオイルを浸透させています。その為、革がよりしなやかになり、手触りも良く耐久性も増します。

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ゼナック

ゼナック(オイルタンニンレザー)

タンニンなめしで、肉厚の原皮を使用。アイロンをあてることで、表面をなめらかにした革。程度の良い原皮でも表面の傷を隠すことができない為、使用できる皮が限られてる貴重な革になります。染料オイルは手作業によって仕上げる為、機械のように均一に染まることはありません。一枚一枚が、同じように仕上がることがないので、独特のムラ感を楽しめます。非常に硬いので、製作時は扱いにくい革ではあるのですが、その分使用の際は型崩れの心配もなく丈夫です。

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フラットシュリンク

フラットシュリンク

クロム鞣しの後、タンニン鞣しへ。手間と時間がかかるコンビネーション鞣しの革。革に一度、シボを入れ、柔らかくし、アイロンでシボを押さえます。そうすることで、シボ部分、シボがないフラットな部分…と、革の表情に敢えて統一感を持たせない風合いに仕上げます。使っているうちについてしまう、癖のあるシワがフラットな面につくこともなく、折りジワが入っても、シボがない革とは違って目立ちにくいのも特徴です。革の繊維にたっぷりとオイルを浸透させ、革を折り曲げたり、裏から押し上げると、色の濃淡が変化するプルアップ処理を施した革なので、傷がついても傷に見えない独特の雰囲気を持つ革です。皮革製品の仕上がりは一つ一つ革の風合いが違ってくるものですが、フラットシュリンクはその傾向が顕著に表れます。

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エルバマット(イタリアンオイルレザー)

イタリアの伝統的なタンニンなめしで作られる革。寒い地域で育てられた牛は“ギン面”と呼ばれる層が厚く、皮も肉厚なので強度に優れた革となり、それを1000年以上の歴史のある特許をとった製法で仕上げます。イタリアは硬水なので、染料が入りにくく、複数回に分け、じんわりと染料を入れ着色していきます。これは、とても手間のかかる作業です。表面をコーティングしていない、”素上げ”と呼ばれる仕上げなので、手にもっただけで、オイルがあふれ出てきている感じや、ソフトな手触りがダイレクトに伝わり、エイジングが楽しみになってきます。

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プリズム

プリズム(ウォーターリンクレザー)

革のなめし段階から特注をし、革工場と2年以上試行錯誤を繰り返し完成した天然の耐水皮革。特殊な成分を革に浸透させることにより撥水加工とは異なり半永久的に水に濡れても心配要らない革に仕上げております。色味・ツヤは上品さ美しさを引き立て明るい印象を持たせてくれるので、色の発色は使う染料・顔料にも気を使い、ツヤは凹凸があることで上品な印象を与えるため、細かい格子状の型押を施してかなりこだわった仕上げにしております。経年変化は使っていくうちに革は柔らかくなっていきますが、型押しで傷が目立ちにくく、色の変化はあまりせず綺麗な色味をキープできるようになっております。

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Flow各工程の流れ

01

裁断

裁断

革には繊維方向があり、背の方から放射線状に広がっています。繊維が密な部分⇒背繊維がゆるい部分⇒腹鞄はパーツ(まち・胴体・持ち手等)に分けて作るため、強度を考え繊維方向を見極めて裁断します。小さなパーツ(引手部分など)でも負荷がかかるので、パーツは繊維が密な部分で裁断します。これが、鞄の強度や寿命を左右します。

02

漉き

漉き

革は厚みが違います。もちろん、種類によっても違いますが、同じ種類の革でも一枚一枚違います。その一枚の革の部位によっても違います。それらを均一にするためには、大漉きをし、元の厚みを生かして使う場合には縫製する時や、形を出すために部分漉きをします。この工程で形や重さ、革らしさが左右され0.1mm単位で厚みを調正します。漉きの厚みによっては、裂けたりもするので、細心の注意が必要な作業です。

03

縫製

縫製

縫製に入る前に必ず仮どめや貼り合わせ、ヘリ返しなどの作業が必要になります。この時、商品の形をイメージして、曲げておく必要のある部分など、距離や貼り合わせ方を今までの経験を生かしながら、工夫して手作業で進めていきます。その後、縫製に入り形にしていきます。革ぎれしていないか、縫い落しがないか、一針一針注意しながら縫製していきます。リーブスで使用している糸は、一般の商品で使用されている物より少し太めな、小物(名刺入れやコインケース)は8番、鞄は5番の糸となっています。(一番太い糸は00番です)糸目も、ひし針を使うことで、お洒落なギザギザの縫い目に出来上がります。

04

仕上げ

仕上げ

リーブスの商品は縫い目が外に出る外縫い(リーブスではこう表現しています)の切り目コバの商品が多く最後の仕上げにコバ面の処理となります。コバ仕上げには種類がいくつかあり、着色する仕上げ、ふのりで磨き上げる仕上げ、革を薄くし、内側へ巻き返す仕上げなどがあります。リーブスでは着色する仕上げと、ふのりで磨き上げる仕上げを使いわけています。コバ面をバフやかんながけなどをし、着色の場合⇒コバ面に着色磨き上げの場合⇒ふのりを塗り、専用の木の棒や生地を使って仕上げ磨き ⇒ ふのりもしくは着色 ⇒ 磨き ⇒ ふのりもしくは着色どちらの方法も根気のいる作業です。ですが、この工程を繰り返していくことで、コバ面が綺麗に仕上がります。この工程を踏んでいるか否かで商品になった時の見栄え, 強度, 経年変化に大きな差が生まれます。